また会う日まで...

ウニ

2011年07月25日 17:06


(母ちゃんに抱かれて嬉し恥ずかし眼がまんまる♪)


(かーんとぅとは出会ったときから仲良しこよしのお喋り友達でした~♪)


(大好きなウー兄ちゃんと、お澄ましツーショット♪)



~さようなら やっちゃん~

(日記メモより)

7月18日(火曜日)
 毛並が悪く、少し元気がない。
 夜に少しごはんを食べる



7月19日(水曜日)
 am5時半。水を飲む。
 おしっこ出る。

 朝ごはんの後、嘔吐。

 pm12時。  水を飲む。
   2時半  おしっこ。
   2時40分 嘔吐。

   5時 病院に連れて行って、血液検査をする
      脱水症状を起こしており
      肝機能が低下して白血球が高かった。
      
      (補液注射と下剤治療)

   6時 一緒に帰宅。
      (下剤を吐く)



7月20日(木曜日)
   緊急入院。開腹手術に向けて
   体力回復のために保温と点滴治療。


7月21日(金曜日)
 am9時15分 動物病院よりam6時頃、
        昏睡状態に陥りそのまま永眠したとの報告がある。。

 pm6時50分 やぎを連れて火葬のために那覇へ

 pm10時   宿泊先で3人で一緒に過ごす。。



7月22日(土曜日)
 am 9時   葬儀社にて荼毘にふされる。。

 pm12時半  収骨する。

pm 7時   やぎ自宅に帰る。



 20日に入院する直前。
 急激に体力の衰えたやぎは
 トイレに立つのもやっとの状態でした。

 ウー兄ちゃんは、
 そんなやぎに”嫌な予感”を感じたのでしょう
 いつになく激しく怒っていました。

 僕らは見る見る衰えてゆくやぎに
 必死に話しかけます


 ”準備が出来たらすぐに病院にいくからな!”
 ”やっちゃん、頑張るんやで!”


 もう目も見えていたのかわかりません。
 耳も聞こえていたのかわかりません。

 ただ僕らが呼び掛けると
 かすかにシッポを動かしながら

 消え入りそうな弱弱しい声で
 ”にゃん、にゃん”と応えようとするのです。。


 そして
 もう体力的には動けないだろうに

 ヨロヨロと立ち上がったとおもうと

 僕らの声のする方へと歩きだし
 僕らの姿を探しているのです。

 
 そんな姿が
 僕がみた最後のやぎの姿です。


 やぎは最後まで僕らに答えようと
 生きようと必死でした。

 

 そのあと、
 やぎは入院しました。

 僕らが”やっちゃん、頑張るんやで!”と言ったからか
 やぎはそれから一日必死に頑張ったようです。

 


 翌日。
 その連絡があったとき。


 「 やっちゃんがアカンかった... 」
 
 そう言って携帯を手にしたままウニが僕に伝えると
 崩れ落ちて号泣しました。

 
 僕も泣きました。


 ええ年したおっさんとおばはんが、
 大泣きするのもみっともない話しですが

 ホントどうしようもなく悲しかったのです。


 ウニはやぎが回復したときにアップする予定だった

 「やっちゃん元気になったよぉ~♪」
 という題名のブログ記事を途中まで書いて
 元気になってかえってくるやぎの帰りを待ってました。


 そんな僕たちにとって
 病院からの電話はかなりショックがおおきかったのです。


 病院からやぎを連れて帰ったとき
 ウー兄ちゃんも事情をすでに理解していたようでした。


 やぎの亡骸に”クンクン”と鼻をつけたあと
 寂しそうな顔をして最後のお別れをしていました。


 そのあと
 慌ただしく準備をして
 火葬のために那覇に行きました。

 那覇での一晩。
 宿泊先でやぎと一緒に過ごし
 やぎの顔をみながらひたすら泣きました。


 遺体を送って
 遺骨を送り返してもらうということもできたのですが、
 そんな風にはとてもできませんでした。


 ひとり孤独な野良ネコの”白いの”だったやぎです。

 最後のときは家族である
 僕らが一緒についていてやりたかったし
 付き添ってあげたかった。。



 収骨の時。
 
 小さくなったやぎの遺骨を目にすると

 腸閉塞の原因となったであろう異物が
 灰となってもまだ形をとどめていました。


 それを目にしたとき、
 こんなもんが詰まって苦しんでいたのかと思うと
  
 それに気づいてやれなかった
 自分たちの不甲斐なさに怒りを感じるとともに

 苦しいやろうにそれでも
 僕らの声にこたえるように頑張ったやぎの姿が浮かんできて、
 悔しさと悲しさでまたふたりで号泣しました。


 遺骨を持って火葬場を出た後、
 土砂降りだった雨も止んで
 沖縄独特の強烈な日差しがさしていましたが、

 気がついたら、僕らふたりは、
 人があふれる那覇の大通りを
 号泣しながらモノレールの駅まで力なく歩いてました。

 

 恥ずかしい?


 いや、そんなことはもうどうでもよかった

 ただただ悲しかったんです。。




 「 やっちゃん、よう頑張ったな、

   ウー兄ちゃんが待ってるよ。一緒にお家に帰ろうな~ 」


 




~きっとまた会おう~

 やっちゃん、ブログみてるかな?

 ウニがブログ書いてる横で、
 よく一緒にパソコンの画面のぞき込んでたな~~

 ”やっちゃんのこと書いてるのかあ~?”
 って楽しそうに見てた気がしてたよ。


 今またブログで
 やっちゃんのこと書いてるよ。

 いろんな人がやっちゃんのこと知ってくれてるで。

 
 やっちゃん、お前はホントに頑張った!
 ホントに良い子やった!
 
 僕らにとって
 やっちゃんに出会えたことは人生最高の宝物やったで~



 今はちょっと明かりが消えたようで
 ニャンニャン言うてたやっちゃんがいなくなってかなり寂しいけど

 ウニもオレもウー兄ちゃんも今は泣いてばかりいるけど

 やっちゃんと過ごした8年はホント楽しかったで
 きっとまた会おうな~~



 やっちゃんは年とって死にそうになっても
 絶対生き返って猫バスなって
 犬まっちゃの送迎車になるんやで♪

 なんて、夢みたいな話しみんなでしとったけど


 きっと今やっちゃんは、
 白猫さんやから、天国行って羽生えて天使になったんやろな♪

 それにしても
 ニャンニャンとようしゃべりよる天使さんやろうなぁ~


 ”やっちゃんは、良い子やったから
  今度は、ベッピンさんの人間の女の子に生まれ変わるねん”
 
 天使になって神様に会ったら
 そう言うたるんやで。

 やっちゃんなら
 神様も絶対叶えてくれるはず!

 
 もし叶えてくれへんかったら
 オレが死んだときにその神様ぶっとばしたるから安心しろ~


 
 
 やっちゃん、ホンマありがとう♪


 いつの日かどこかで

 きっとまた笑顔で会おうな~

 

 でも大阪でのマンションのエントランスの時みたいに

 寒いとこで会うのはもうコリゴリやな。

 今度はどっか暖かいところで会おうな~


 暖かいところで
 
 またいつものように

 4人でのんびり寝転がって


 青い空と白い雲みながら暖かい風にふかれて

 ゴロゴロニャンニャンと昼寝しようぜ♪




 その日まで   
 


 今はちょっとだけ





 さようなら。





(帰ってきたやっちゃんと対面。。)


(今はさようなら。また会う日まで...)





【 追記 】

 ウニっ記を訪問していただき
 やぎのお別れ会に参加してくれた皆さん。

 ありがとうございます。


 ペットを大切な家族の一員として暮らしている皆さん。

 暑い日が続いていますが、
 体調は大丈夫ですか?

 今一度、体調を見てあげてください。
 そして少しでもおかしなことがあれば
 早めに検査をしてあげてください。

 小さな動物は、
 人間よりも体調が激変しやすいです。

 今回、やぎのことを通じて
 少しでも皆様の家族であるペットが
 長く楽しく暮らせるようにと僕たちは願わずにいられません。

 
 小さな命を人と同じように
 大切にできる社会でありますように。






 今回は、やぎの送別会にご参加いただき
 誠にありがとうございました。


            ー  ウニ、かーんとぅ、うにくん  ー




関連記事